各々のメリット・デメリットは?
キャッシングを利用するにあたり、まず皆さんがしなければならないことは何か分かりますか?それは、利用する金融機関を選ぶことです。今ではキャッシングを取り扱う金融機関はいくつも存在しますが、そのどれもが同じだとは限りません。
細かな違いを挙げていけば、1つ1つは全く異なるものと考えてください。では、具体的にどのような金融機関が選択肢にあるかと言うと、大きく分けて「銀行」か「消費者金融」か、ということになります。
この2つの中からさらに各会社へと選択肢が広がっていく訳ですが、今回は銀行と消費者金融の違いについて紹介したいと思います。銀行と消費者金融では何が違うのか?メリットやデメリットは何なのか?そして一体どちらが良いのか?では、早速見ていきましょう。
銀行と消費者金融の最大の違い!
銀行と消費者金融、一体どちらが良いのか?皆さんが一番気になっているところはそこだと思いますが、メリットやデメリットなどを見ていく前に、まずは銀行と消費者金融の最大の違いについて説明させてください。
キャッシング利用において銀行と消費者金融で最も異なるのは、総量規制の有無です。聞いたことがない人のためにも説明すると、総量規制とは債務者の借入をある額までに規制する貸金業法に定められた法律です。
そしてそのある額とは、年収です。総量規制では年収1/3以上の借入を規制しているんです。極端な話、年収300万円の人は100万円以上の借入をすることができないということです。そしてこれは1社ごとの規制ではなく、借入総額が年収1/3以上になるのを規制するものです。
つまり、既に100万円の借入をしていれば、例え1円の借入もしていない他社であっても1円の借入もすることもできないんです。気付いた人もいると思いますが、総量規制は利用者にとって好意的なものではありません。
本来自転車操業などに陥る原因となる多重債務を抑制するために導入されたものなのですが、やはり利用者にとってはあまりプラスとなるものではありません。
年収によっては希望の金額を借り入れられないという人も出てくるはずですし、キャッシングの利便性を損ねていることに変わりありませんよね?
では、話を戻しましょう。銀行と消費者金融で最も異なるのは、この総量規制の有無と言いましたが、つまりどちらかにはこのやっかいな総量規制がかからないということです。
では、どちらに総量規制がかからないのかと言うと、それは銀行です。銀行でのキャッシングなら総量規制はかからないので年収1/3以上の借入も可能となっています。
実は銀行は総量規制を定めている貸金業法ではなく、独自の銀行法に則って運営を行っているので、総量規制とは全くの無縁なんです。
これが銀行と消費者金融の最大の違いです。
銀行のメリット
ここからは銀行のメリットについて見ていきたいと思います。
まず挙げられるメリットは、先程にも言いましたが、総量規制がかからないことです。
これにより年収1/3以上の借入も可能となり、総量規制がかかる消費者金融よりも確実に高額な借入をすることができます。
高額な借入を望むなら消費者金融よりも銀行の方が適しているということです。
2つ目のメリットは、金利の低さです。実は銀行の金利というのは消費者金融などと比べると圧倒的に低く、業界でも屈指の低金利が売りとなっているんです。
金利は利息を発生させるため、金利が高ければ高いほどより多くの利息を生み、返済時に支払うお金もより高額なものとなってしまいます。
もともとお金がないことを理由に利用したキャッシングで余計な出費が出てしまえば本末転倒です。金利の低い銀行はキャッシングにとても適していると言えます。
3つ目のメリットは、限度額の高さです。総量規制がかからないぶん借り入れる金額が多くなるというのもあるのですが、そもそも銀行が貸出を認めている限度額自体が消費者金融などと比べて非常に高いので、先程言いましたが高額な借入をするのならば銀行しかないでしょう。
また、メリットとは異なりますが、銀行は普段から利用するということもあり消費者金融などと比べるといくらか安心感が持てますよね?
いくら知名度があったとしもやはりキャッシングはお金を借りる行為に変わりありません。
「利用する金融機関に安心感が持てるか?」というのは非常に重要なポイントなんです。
消費者金融のメリット
銀行のメリットだけを見るとキャッシングに適しているのはどう考えても銀行のようにも思えますが、もちろん消費者金融のキャッシングにもメリットはありますし、消費者金融の方が適しているという人も中にはいるはずです。
では、まず1つ目のメリットから紹介しますが、この1つ目のメリットが消費者金融が支持され続けている理由と考えても良いでしょう。そんな1つ目のメリットとは、銀行などと比べると審査に通過しやすいと言われていることです。
実は銀行の審査基準には「厳しい」などの声が多く上げられており、決して消費者金融の審査基準が甘い訳ではないのですが、銀行などと比べると審査に通過しやすいと言われているんです。
このような傾向はある人達の審査通過によく表れています。
そのある人達とは、パートやアルバイト、派遣職などの非正規雇用の人達です。
一見、審査通過は不可能のようにも思われる非正規雇用者ですが、消費者金融では収入が安定してさえいれば審査に通過することも十分可能となっており、一方の銀行では考えられないことなんです。
いくら金利が低くても利用できなくては意味がありません。だからこそ、消費者金融のキャッシングも銀行に劣らず支持を集め続けているんです。
2つ目のメリットは、借入までの早さです。
消費者金融が銀行に圧倒的に勝っていることがあります。
それは審査の早さです。銀行の審査は通常1〜2週間ほどかかります。
中には即日融資が可能な銀行もありますが、ほとんどが審査にこれだけの時間をかけます。
一方の消費者金融はと言うと、最短25分で終了します。
単純に考えれば申し込んだ数時間後にはお金が手元に渡っているということです。
直ぐにでも借り入れたいという人は断然消費者金融がおすすめです。
中小消費者金融
銀行と消費者金融の審査基準の違いについては先程も触れましたが、実は消費者金融の中でも比較的審査基準が厳しいところとそうでないところがあると言われているんです。
それは大手か中小かで異なると言われています。大手とは読んで字のごとくCMなどを流し知名度の高い消費者金融のことです。プロミスやアコム、アイフルなどが挙げられます。
一方の中小とは世間にはあまり知られていない知名度の低い消費者金融のことです。
ただ、知名度の低い分間違ってヤミ金を利用してしまう恐れもあるためどちらの方がおすすめかと言われると、個人の判断に任せるとしか言いようがありません。いずれにしろ、安全・安心と確信できるところでしか利用しないでください。
今回は銀行と消費者金融でのキャッシングの違い、具体的に各金融機関のメリット・デメリットなどについて見てきましたが、それぞれの特徴を少しでも掴むことができましたか?
メリットもあればデメリットもあり、余計ややこしくなったなどと感じた人もいるとは思いますが、最終的な判断は「この金融機関は自分のニーズに合っているのか?」で決めることが大切です。
自分が何の目的でキャッシングを利用するのか、それを明確にしてから選ぶのも良いかもしれません。
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